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見えにくさの“可視化”と“支援”のために
VLSでは、見えにくさを客観・主観の両側面から捉えるために、複数の評価ツールを活用し、支援の質の向上をめざしています。
視覚を「生活活動・社会参加」として理解する視点から、ICFに基づく多面的な評価と記録の普及にも取り組んでいます。
FVS:Functional Vision Score
定義:視力・視野などの視覚データから視機能を0〜100で統合評価する指標。
米国AMAの障害ガイドに基づいており、支援者間の共通理解に役立ちます。
活用例:
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就労支援における産業医との情報共有
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福祉サービス申請時のエビデンス資料
LVFAM:Low Vision Functional Ability Measure
定義:当事者の“見えにくさ”の困難を、生活場面ごとに記録・評価する問診ツール。
ICFの「活動・参加」に焦点を当てています。
活用例:
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視覚補助具選定の判断材料
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リハビリ計画や経時的評価の基盤
PRO:Patient Reported Outcome
定義:医療者ではなく、本人の視点で得られた成果・変化を測定する方法。
VLSでは「本人の語りを支援に活かす」ことを重視しています。
VFQ11:Visual Function Questionnaire-11
定義:NEI VFQ-25から主要な11項目を抽出した短縮版で、簡便に評価ができる。日常診療におけるスクリーニングや介入効果の迅速な把握に適しています。
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